侍ジャパンの山口俊投手が9日、川崎市のジャイアンツ球場でブルペン入りし、49球を投げた。

プレミア12のスーパーラウンド初戦、オーストラリア戦(11日、ZOZOマリン)での先発が決定的。「フォークの落としどころや変化球の曲げどころの確認ができた」と実戦を意識し、村田善則バッテリーコーチに左右の打席に立ってもらい、カウントをつけながら調整した。

登板2日前にブルペンというルーティンを優先するため、本隊よりひと足早く帰国し、最も慣れた調整場へ向かった。前回登板の5日ベネズエラ戦では4回1失点。「後ろにもいいピッチャーがいっぱいいるので、第1先発という感覚。勝つしかない。投げるたびに状態は上がっています」と手応えを口にした。ZOZOマリンは通算7試合登板で防御率1・93と好相性。世界一への最終関門スーパーラウンドの先陣を切る。