メキシコと米国が、東京オリンピック(五輪)出場権をかけて3位決定戦で激突する。今大会では、日本を除くアジア・オセアニア地域の最上位と米大陸の最上位に五輪出場権が与えられる。スーパーラウンド3位のメキシコと4位に滑り込んだ米国の勝者が、出場権を手にすることになった。

メキシコは地元開催となった1次ラウンドA組を全勝で突破。スーパーラウンドでも初戦から2連勝で唯一無傷の5連勝を収めたが、日本と韓国に敗れ3勝2敗で3位。一方の米国は苦戦を強いられ、1次ラウンドではメキシコに敗れるも規定により2位通過。スーパーラウンドでも韓国とオーストラリアに黒星を喫したが、16日に台湾がオーストラリアに勝利したことで4位が確定した。

両者が対戦した1次ラウンドの試合では、メキシコが巨人ビヤヌエバや阪神ナバーロのタイムリーなどで計8点を奪い勝利。米国はソロ2本による得点だけだった。メキシコは5連勝した勢いを取り戻せるか、米国は5試合で11得点とつながりを欠く打線の奮起がカギとなりそうだ。