慶大が00年以来19年ぶりの優勝を果たした。今季で退任する大久保秀昭監督(50)のラストゲームを日本一で飾った。

初回2死一塁で、4番郡司裕也主将(4年=仙台育英)が左翼へ先制2ランを放った。8回無死二、三塁では、右前に2点適時打。4打点の活躍だった。

投げては、エース高橋佑樹投手(4年=川越東)が好投。8回先頭に左前打を打たれるまで、1人の走者も出さなかった。

今秋の東京6大学リーグで3季ぶり優勝。だが、最終週の早慶戦で勝ち点を落とし、大久保監督は胴上げを受けなかった。選手たちには「神宮大会で日本一になって、俺を胴上げしてくれ」と伝えていた。その言葉に応えた選手たちが、大きな勝利をプレゼントした。