東都大学野球リーグで拓大を指揮してきた内田俊雄監督(73)が、今季限りでの退任を正式に発表した。退任の理由に体力面をあげ「根気がなくなり選手の練習に最後まで付き合ってあげることができなくなった」と話した。

内田氏は広島商、亜大、三協精機を経て77年に亜大コーチ、78年に同大監督に就任。03年に退任し06年から拓大の監督を務めていた。亜大監督時代はリーグ優勝13回、全日本大学野球選手権3回、明治神宮野球大会2回の優勝に導き、高津臣吾(ヤクルト監督)井端弘和(日本代表コーチ)ら、多くのプロ野球選手を輩出した。

同時に、後任として明徳義塾の馬淵史郎監督(63)の長男で同大コーチの馬淵烈氏(30)を発表。内田氏は「熱心な指導で、選手よりも早く出てきて、一番最後までグラウンドにいる、というスタイルでやって欲しいですね」と、これまでの自身の熱血指導を託した。

内田氏は、来年3月までは引き継ぎも含め大学に残り指導は続けるという。