巨人高木京介投手(30)が28日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉を行い、2500万円増の年俸3000万円で更改した。巨人の投手では史上初の500%アップの高評価を得た。今季は55試合に登板し、ブルペンを支えた。

タフネス左腕としてフル稼働も、終盤戦はやや打ち込まれる場面もあり「前半は自分が思うような投球ができたけど、後半は体力的にもへばって思うような投球ができなかった」と課題を挙げた。一方で「キャリアハイの55試合を投げられたのは来年にいかしていきたい」とも話した。またプロデビューから歴代最多の無敗記録を続けてきたが、6月14日の日本ハム戦でプロ165試合目で初黒星を喫した。1点リードの7回から登板し、中田に同点適時打、王柏融に勝ち越し2ランを浴びた。

今季の飛躍の要因について昨オフから取り組んだウエートトレの効果を挙げた。「本格的に取り入れてパワーがついた。フォームのバランスも良くなったし、スピードも速くなった。重さじゃなくて瞬発的なトレーニングを多めに取り入れて、切れが出るようにやっている」と説明。体重は最大で10キロ増だったと明かした。(金額は推定)