日本ハム近藤健介外野手(26)が3日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年契約を結んだ。

「今の段階で、(この先も)ファイターズにいたい気持ちもあった。いい契約になったと思います」と笑顔を見せた。同時に「より気が引き締まっている。3年という長い期間の契約をいただいて、恩返しをしないといけない」とさらなる飛躍も誓った。今季の年俸1億円だった。「金額は想像に…」と明言しなかった。

今季は最高出塁率のタイトルを獲得。2年連続で打率3割超え(3割2厘)を記録したが、昨季の数字(3割2分3厘)は下回った。「タイトルは取れたけど、全体的な数字は下がっているので、その部分は悔しい」と振り返った。(金額は推定)

◆日本ハム選手の国内FA権取得前の複数年契約 04年の北海道移転後は近藤で4人目になる。過去3人の契約は、西川が19年から出来高を含む2年総額4億円、陽岱鋼が14年から2年総額4億円プラス出来高、ダルビッシュが08年から3年総額8億円プラス出来高。

◆フリーエージェント(FA)権◆ 1軍出場登録145日を1年と数え、8年で国内FA権、9年で海外FA権を取得する。再取得は行使後4年。93年に導入され、取得年数の短縮など見直されてきた。現制度は08年から