西武金子侑司外野手(29)が、大型契約を結んだ。4日、埼玉・所沢で契約交渉を行い、4年契約でサイン。年俸は6300万円アップの1億2000万円で変動制。出来高含めると5億円を超える見込みとなった。高い評価を受けた金子侑は「すごくいい評価をしてもらったと思っています」と喜びを語った。

今季41盗塁で3年ぶり2度目の盗塁王を獲得。その快足を武器に、リーグ屈指の広い守備範囲でリーグ2連覇に貢献した。

生涯ライオンズ一筋を宣言した。来季は国内フリーエージェント(FA)権を取得する可能性がある。「まずは単年と思っていたが、下交渉で残ってほしいという言葉がうれしかった」。年俸大幅アップの複数年提示を受け「野球は人生かけてやっている。いろんな選択肢がある中で、考えて自分の人生の選択をした。よそ(他球団)に行きたいという気持ちが芽生えなかった。ライオンズの顔になっていけたら」と引き締めた。

球団はFA権行使による戦力流出を阻止するため先手を打った形だ。(金額は推定)