阪神岩崎優投手(28)が6日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉を行い、今季年俸5000万円から3000万円増の8000万円でサインした。これで14年に入団してから6年連続の昇給となった。

岩崎は今季リリーフとして48試合に登板。53回2/3を投げ被安打24、防御率1・01と安定した数字でブルペンを支えた。来季へ「真のセットアッパーにはなっていけていないと思いますし、中軸でもしっかり安心して任されるようなピッチャーに」と意気込む。

岩崎の心に一番残っているのは、巨人とのCSファイナルステージ第4戦。CS敗退が決まった最後の試合だ。岩崎は1点を追う7回から登板し、痛恨2ランを浴びた。この悔しさを来季へ生かす。「ただ優勝するだけでは面白くない。自分がチームを引っ張って優勝となるように、頑張っていきたい」と力強く誓った。(金額は推定)