ロッテ益田直也投手(30)が20日、ZOZOマリンで契約を更改し、今季の1億3000万円から年俸では7000万円増となる、3年6億円プラス出来高払いでサインした。

8年目は60試合に登板して4勝5敗12ホールド27セーブ、防御率2・15。守護神としてブルペンを支えた。今季取得した国内FA権を行使せずに残留を決め、新選手会長に就任。前選手会長の鈴木がFAで、酒居がその人的補償で、涌井は金銭トレードで、いずれも楽天に移籍が決まった。「ワクさんとか、長い間一緒にやった人がFA以外でいってしまうのは正直悲しいし、ショックもある。ワクさんは1軍でチームを引っ張ってくれた。今度は自分ができるように」と投手陣だけでなくチーム全体のリーダーシップをとる。

来季はリリーフで元広島のジャクソン、前楽天のハーマンが加入する。日本での経験があり、抑えのライバルとなるが「まずはチームに溶け込むこと。野球以外のところをサポートして、その後しっかり勝負して勝ち取りたい」と配慮を忘れない。

残留したのも、ロッテで優勝がしたいから。「みんな言うことですけど、リーグ優勝。自分が選手会長になって、しっかり成績も残して、ビールかけの音頭を取りたい」と意気込んだ。(金額は推定)