巨人田口麗斗投手が新球カットボールを習得する。今季は先発2試合を含む55試合に登板し、3勝3敗1セーブ、防御率4・13とフル回転。現状、来季の起用法は未定だが、今季の対戦打率が2割1分7厘の右打者に対し、2割5分2厘だった左打者封じのため、新たな球種に取り組む。「スライダーもありますけど、真っすぐに近い、速く、小さく曲がるカットボールで芯を外せれば」と説明した。

一流の使い手から極意を授かった。世界一を達成したプレミア12でチームメートだったオリックス山本由伸投手に、握りやリリース時の意識などを質問。自らの感覚を加えながら、習得を目指す。「先発なら、菅野さんみたいに『田口がいけば大丈夫だ』と。中継ぎなら、山口鉄也さんみたいに60試合を。ただの何でも屋になりたくないので」と決意する来季に向け、貪欲にチャレンジする。