阪神優勝が決まっている!? 悲願の15年ぶり優勝へ向け、2年目の指揮を執る阪神矢野燿大監督(51)に日刊スポーツのコラム「虎になれ!」を連載する高原寿夫編集委員(56)が新年から直撃。普通はちょっと質問しにくいようなあれこれをズバリと聞いた。

   ◇   ◇   ◇

正月特別企画ということで風変わりなインタビューを矢野監督に受けてもらった。「面白いことばっかり聞きますね~? でも僕の考えが言葉にできて、ありがたいですわ」。質問の端々に同監督はあきれたような笑顔を浮かべながらも真摯(しんし)に応じた。

阪神を取材していて思うのはその注目の大きさと同時に関係者の間での“陰口”のようなものが多いこと。堂々と指摘できる点ということではなく、なんとなく「それでええんか」みたいなものだ。OB、関係者、我々メディアの間にそれはある。今回はそういったいわゆる“直接は聞きにくい”質問をしてみた。

12球団でも阪神は異色の存在だ。虎党はいいときも悪いときも本当の家族のような感覚で応援している。だからそれぞれに意見がある。先に言った関係者も同じことだ。

今回、再確認したのは矢野監督が指導者として何を意識しているか、ということだ。スパルタ指導を受けてきた自身の経験則に頼らず、時代にあった指導者像を目指しているのは、同じ50代として、考えさせられる姿だ。【編集委員・高原寿夫】

◆高原寿夫(たかはら・ひさお) 1963年(昭38)7月22日、大阪府生まれ。関大から88年、日刊スポーツ入社。芸能・社会担当を経て94年から野球記者に。オリックス、近鉄、広島、阪神などを担当。イチロー日本一(96年)、星野阪神優勝(03年)などを現場で取材した。デスクを経て現在は編集委員。「虎になれ!」「高原のねごと」などのコラム執筆を中心に活動する。ABCテレビ「おはようコールABC」(関西ローカル)で金曜日のスポーツ・コメンテーターとして出演中。