元西鉄投手の井上善夫(いのうえ・よしお)氏が敗血症で12月31日に死去した。78歳だった。

同氏は41年9月27日生まれ。日大二高から60年に西武の前身・西鉄に入団。先発投手として頭角を現すと、64年5月16日の阪急戦では史上30人目となるノーヒットノーランを達成した。西鉄で8年間プレーし68年は巨人、翌年から広島に移籍し71年限りで現役を引退した。通算成績は379試合に登板し、47勝58敗、防御率3・39。10年3月には西武の開幕カードとなったロッテ2回戦での始球式で登場し、元気な姿を見せていた。

通夜は6日(月)午後6時から、告別式は7日(火)午前10時から、東京都品川区西五反田5の32の20「桐ケ谷斎場」(03・3491・0213)で行われる。喪主は妻の喜美江(きみえ)さん。