就任2年目を迎えた早大・小宮山悟監督(54)が「ミスが1試合もないチーム」を究極の目標として掲げた。5日、西東京市の早大安部球場で練習始めを行った。

昨年の東京6大学リーグ戦で、リーグ2番目に多い春秋合わせて20失策を喫した。日本一を目標に掲げた前主将に「そんな簡単なものじゃない」と一時は反対をするも、固い意志を信じ尊重。結果につながらなかった。「取り組みが甘かった。日本一の言葉を信じたこと。大いに反省している」。と初めての経験を糧とし、甘えを排す。

ノーミス達成の土台として、ハングリー精神を求めた。「泥水をなめてもなんとかしてやろうという選手が、勝負どころで頼りになる。『頑張るんだ』という気持ちを持てるか」。自身も早大時代に培い、プロ入り後も人一倍持ち続けた原点。根性を定着させ、9季ぶりのリーグ優勝に導く。