阪神北條史也内野手(25)が10日、愛媛・松山の坊っちゃんスタジアムでヤクルト山田哲らとの合同自主トレを公開した。5年連続の参加で、初日のこの日はダッシュやキャッチボールを行い、午後は室内練習場で打撃練習を行った。

プロ8年目を迎える北條は開口一番に「『今年こそやるぞ』という気持ちは、いつも以上にある」と、新年の決意を語った。昨季は木浪や大山らと併用の中で82試合に出場。シーズン終盤にかけてスタメンの機会も増え、DeNAとのCSファーストステージ第1戦では、5打点の活躍で6点差大逆転を演出した。

北條自身も「CSの経験とか終盤のイメージがある」と手応えは十分。勝負をかける今季へ「まだ(シーズン)規定打席にいっていないので。まずは規定打席を目標に。そこから、全試合出れるように頑張ります」と抱負を語った。

球界を代表する山田哲へ意見を求める量も、年々増しているという。「去年はだいぶ聞けた。また1年たって、(山田が)思うことは変わると思う。そういう部分もいろいろ聞けたらと思います」。3月20日開幕戦は神宮でヤクルト戦。「開幕というのはちょっと特別な感情はあります。そこで最初のスタートダッシュというか、勢いというのはチームとしても大事だと思う。そこで自分が(スタメンで)出れれば。ヤクルトのみんなにもお世話になっているので」。同自主トレにはヤクルトから山田哲ら6人が参加。開幕から打撃で恩を返して、自身もチームも波に乗る。