日本ハム清宮幸太郎内野手がマウスピースを野球人生で初装着した。

鎌ケ谷の室内練習場でティー打撃をする際に初めて使用し「今日はすごいよかった」と好感触を得た。実は人生2度目の装着。前回は幼少期にラグビーをプレーしていた時に使ったことがある。ただ、その時は「分厚くて、吐き気がしたり気持ち悪かった」と口に合わなかった。今回は違和感を感じることはなく、シーズンでの使用へ向けて継続的に試すことを決めた。

打撃向上への新アイテムは、父克幸さんを通じて準備したという。「かみしめるためではなく、かみ合わせ。(体の)バランスですね」と狙いを明かした。歯のかみ合わせがよければ、体の軸もぶれにくくなる効果がある。小さなズレが技術的には大きなズレにつながる世界。豊かなポテンシャルを生かすための口内改革も、3年目の飛躍を強く誓う気持ちの現れだ。