オリックス太田椋内野手(18)は「親子鷹」でレギュラーを狙う。10日、大阪・舞洲の室内練習場で自主トレ。同球団で打撃投手を務める父暁さんが投げる球を1時間ほど黙々と打ち込んだ。「1対1でできる。数も打てるし、効率もいいですね」と感謝した。

フリー打撃でも鋭いスイングを披露し「結構、振れている感じです」と手応えを口にした。18年ドラフト1位で今年はプロ2年目。新人も入寮し、発奮材料は多い。「開幕1軍でスタメンで出るところから始めます。一番、近い目標」と気合十分。高卒ルーキーだった昨季は1軍戦6試合に出場したが16打席無安打でプロ初ヒットも持ち越した。

年明けは「ひとりぼっち公園トレ」で始動。親の実家で過ごし、元日夜、誰もいない京都市内の公園で「ベンチを飛び越えたり」と笑う。靴を脱いで滑り台を逆から駆け上がれば坂道ダッシュさながら。西村監督は安達の開幕遊撃スタメンを明言したが、猛アピールで振り向かせるつもりだ。