中日ドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)が、早ければ19日からプロ入り初のフリー打撃に挑戦することを明かした。

新人合同自主トレ2日目のこの日「打ちたいですね。フリー打撃は1月中にはやりたい。まだ2日目だから3クール目くらいかな。外でやりたいですね」と目を輝かせた。新人合同自主トレは3勤1休でメニューが組まれており、19日からの3クール目に照準を合わせた。

この日、石川昂は通常メニュー、筋トレ終了後の自主練習で、4歳年長のドラフト4位郡司を誘ってロングティーを行った。室内練習場の幅をフルに使い約30分、郡司と交互に打ち込んだ。「マシンや投手から打つより、球のドライブの仕方とかがしっかり出る。打撃投手だと多少ごまかせる」。ドームと同じ広さのナゴヤ球場での柵越えを見据えた調整にも見えた。

石川昂のポジションは三塁。竜は不動の主将高橋がかまえる。「全力でレギュラーを取ることを考えます。(そのためには)打つしかないです」。1週間後、将来の大砲を期待される18歳が、ナゴヤ球場で初めてベールを脱ぐことになる。【伊東大介】