DeNA2年目の伊藤裕季也内野手(23)が、レイズ筒香からヒントを得た新フォームと、スリムになった体で定位置獲得を目指す。13日、横浜市内で倉本とトークイベントに出席。「(筒香移籍は)大きな穴ですが、少しでも埋められるように」と意気込みを示した。

昨季21試合で4本塁打を放った期待の右長距離砲。筒香から直接のアドバイスは少なかったが「見て勝手に勉強してました。今のフォームも筒香さんを見てひらめいた感じ」という。腰が早く開くことに悩んでいたが「もともと開いておけば」との発想で、構える際に、左つま先をやや投手側に向けるようにした。昨冬の台湾ウインターリーグから試し、打率3割1分1厘の好成績。「けっこういいな」と自信を深めた。

また体重は昨年から6キロ減の90キロとなり「減らしたいと思っていた。去年の写真を見るとパンパンですよね」と笑顔。減量効果は「あまり感じない」と言うが、台湾では盗塁を決めるなどスピードアップした様子。課題と自覚する二塁守備も「もう1回基礎に戻って」向上を目指していく。

シャープになったイケメンスラッガー。走攻守にレベルアップし、激しいレギュラー争いに割って入る。【鈴木正章】