オリックスは16日、大阪・堺市とスポーツ連携協定を結び、同市役所で調印式に臨んだ。湊通夫球団社長らが訪問し、永藤英機市長と懇談。同市では、原池公園野球場(くら寿司スタジアム堺)を新たに建設し、3月29日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦でオープニングイベントを開催するほか、9月12日広島戦も実施する。

湊球団社長は「野球振興を含めたスポーツ振興を深める意味で協定を結ばさせてくださいとこちらからお願いした。プレーを見て、プロ野球選手になりたいという思いを持ってもらえたら」と話した。永藤市長も「関西で名だたる球団でいらっしゃいます。市民のスポーツ啓発でも大きな効果があると期待しています」と声をはずませた。大阪を本拠地とするオリックスは、これまでも高槻、富田林、東大阪など大阪府内で2軍公式戦を行ってきた。堺市でも野球教室などを開催。野球振興やスポーツ振興の新たな一手として、大阪の南部地方にも活動の幅を広げていく。