オリックスT-岡田外野手がほっともっと神戸で自主トレを公開し、今季中の通算200本塁打に意欲を見せた。球団7人目の記録まであと30本。

「今季中に達成したい気持ちがあります。藤井さんも200本超えてますよね? まだまだ打ちたいです」。入団時に2軍打撃コーチとしてお世話になった藤井康雄氏の名前を挙げた。

現在はプエルトリコでのウインターリーグで取り組んだ「両目打ち」を習得中だ。「少し開き気味に構えて、しっかり両目でボールを見る。できるだけ近いポイントで打つ」。テークバックが「小さくなってきている」と手応えを感じている。「しっかり芯に当てれば本塁打できる自信がある。ポイントを近くして(スイングを)コンパクトにしたら確率は上がると思う」。不振に苦しんだ昨季からの逆襲に燃えている。

現在のチーム構想では3番に吉田正、4番に新外国人のアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が並ぶ。「その後ろを打つバッターが大事になってくる。そこには首脳陣の信頼が厚い打者が入る。自分もそこに向けてしっかりやっていきたい。開幕から1年を通して試合に出たい」。T-岡田の復活が、オリックス浮上の鍵となる。【真柴健】