日本ハムは29日、札幌市内のホテルで会見を開き、23年春開業を予定する新球場の名称が「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」に決まったと発表した。

契約を結んだのは首都圏や近畿圏を中心に全国で不動産総合開発事業を手がける、中部電力グループの株式会社日本エスコン(本社・東京)。20年1月から10年以上の長期契約で、球場完成予定の3年前からネーミングライツ契約を結ぶのは異例。総額では50億円前後の大型契約になる見込みで、国内のネーミングライツ契約では、これまで最高額とされてきた日産スタジアムの年間4・7億円を上回る史上最高額となる。

今後は施設命名権にとどまらず、「パートナー企業の事業とマーケティングが有機的に融合したパートナーシップ」実現のため、北広島市内で展開されるボールパークを中心としたまちづくりにも参画していく。

また、ボールパークエリア全体の名称は「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」に決定した。

栗山英樹監督(58)は球団を通じて「ボールパーク、新球場は私を含めて選手たちも今から誕生を心待ちにしています。ファイターズ、その強い意志を象徴する新球場、そのネーミングライツにご賛同いただいた株式会社日本エスコン様というパートナーを得たことは大変心強く、感謝しかありません。壮大なプロジェクトが次段階へと進み、さらに推進していくことは間違いないと確信しています。ファイターズも今シーズンの躍進、また2023年へ向けて進化、成長していきます」とコメントを発表した。