ソフトバンクにヤクルトから加入したウラディミール・バレンティン外野手(35)が29日、NBAの元スターで、先日ヘリコプターの墜落で亡くなったコービー・ブライアント氏の訃報を悲しんだ。

オフには何度も現地観戦に訪れるバスケットボールファン。「本当に残念なニュース。バスケットファンだけでなく、すべてのスポーツにおいてアイドルだった。ショックを受けています。今はいいところでゆっくり休んでいるんじゃないかな。これ以上は言葉が出てこないですね」と肩を落とした。

胸には「コービー魂」が生きている。コービー氏は誰よりも勝利への執念を燃やした男として知られる。バレンティンも会見で「自分の目標としては、勝つことが一番」。「一生懸命、勝つことにこだわってプレーしたい」と勝利への思いを何度も口にした。「強いチームでプレーしたい」と強く願い、ソフトバンクに移籍した。コービー氏のような情熱で、常勝軍団に新たなスパイスを加える。