東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを契機とした東京・明治神宮外苑地区の再開発で、新たな神宮球場の完成が当初予定の2027年から31年に遅れることが1月31日、分かった。

計画を見直した結果、新秩父宮ラグビー場の整備を含む再開発全体の完了時期は30年から35年に変更された。200メートル近い超高層ビルの建設も計画に含まれており、住民説明会では環境への影響を懸念して再開発に反対する声が上がっている。

神宮球場を本拠地とするヤクルトも、この日の全体ミーティングで選手に伝えた。衣笠球団社長は「チームへの影響はないと思っている」と話した。神宮第二球場を解体した跡地に新たな秩父宮を建て、現在のラグビー場がある場所に新神宮球場を建設する計画のため、「こればっかりは(建設の)順序があることなので」と理解を示した。