阪神藤浪晋太郎投手が日本ハムとの練習試合(かりゆしボールパーク宜野座)で先発し、2回を無安打2四球無失点に抑えた。「ほとんど自分のやりたいフォームだったり、体の使い方が出来ていると思うので、まだまだ完璧ではないですけど、いい感じじゃないかなと思います」と手応えを口にした。

初回、先頭の松本にこの日の球場表示で最速の154キロをマークしたが四球。それでも1死二塁から、3番王柏融を内角直球で見逃し三振。球場表示では150キロだったが、テレビ中継の球速表示は157キロを計測。2回も1死から海老原に四球を出したが高浜にスライダーを打たせ、三ゴロ併殺に斬った。

この日は、先発右打者5人を並べた日本ハム打線に対し、球が抜けたり大きく外れるなど制球難の様子はほとんど見られなかった。2回で降板後は、ブルペンで18球の投球練習。実戦の感覚を復習する姿も見られた。

秋季キャンプから継続して、今キャンプでも山本昌臨時コーチから指導を受けた。「課題としてることも出来たので、段階は踏めているのかなと自分では思ってます。もうちょっとストライク先行出来たらいいかなと。次回以降、反省を踏まえて投げられればと思います」と話した。