DeNAドラフト2位の坂本裕哉投手(22=立命大)が、開幕ローテーション入りに名乗りを上げた。

13日の日本ハム戦に2番手で登板し、4回を42球、1安打無失点と好投。最速148キロの直球を軸に、3三振を奪う力強さを見せた。

主軸相手にも、ひるまずに攻めた。「とにかく結果を出してアピールしたいと全力でいきました」。7回、先頭の4番中田を低め143キロ直球で遊ゴロ。5番王柏融に四球は許したが、6番大田を併殺に仕留め「自分なりに成長した部分を見せたいと、強い気持ちで投げた。思ったよりも直球で押し込めたのは大きな収穫です」と胸を張った。

前回登板の1日西武戦(長崎)で3回5安打3失点。10日阪神戦(横浜)は雨で流れたが、札幌できっちりと結果を示した。ラミレス監督も「前回と比べて100%よくなった。ビッグステップだね」と評価。期待の即戦力左腕が、さらにアピールを続けていく。【鈴木正章】