各国のプロ野球リーグが新型コロナウイルス観戦拡大の影響で開幕延期を続ける中、台湾プロ野球が12日、世界に先駆け無観客で開幕。スタンドは無観客だが、チアガールや報道カメラマンはグラウンド周辺に入れて行われた。

昨季まで2年間ソフトバンクに所属したアリエル・ミランダ投手が、中信兄弟の先発を務め5回1失点の力投を見せた。試合は統一ライオンズが延長11回に3点を勝ち越し、開幕戦を白星で飾った。



チーム1011
統 一
中 信

【統】フィアベンド、劉軒荅、王玉譜、黄竣彥、鄭鈞仁、陳韻文、林航

【中】ミランダ(前ソフトバンク)、蔡齊哲、呉俊偉、李振昌、鄭凱文、彭識穎

【本】鄭鎧文1号(統)詹子賢1号(中)


試合経過

<2回>

統一ライオンズ 先頭の7番鄭鎧文が左翼ポール直撃の本塁打で先制。その後、四球と敵失で2死一、三塁とするも3番林安可は左飛

<4回>

中信兄弟 先頭の3番詹子賢が同点の中越え本塁打

<5回>

中信兄弟 先発のミランダは5回1失点、7奪三振の力投を見せた

<9回>

中信兄弟 4番林智勝、代打の張志強が連続四球。その後1死満塁とサヨナラのチャンスを作るも生かせず延長戦に突入

<10回>

中信兄弟 1番王威晨が三遊間を破る左安打。2つのバッテリーエラーと2つの四球(うち1つは申告敬遠)で1死満塁とするも、またもサヨナラとはならず

<11回>

統一ライオンズ 2本の安打などで1死一、三塁とし1番陳傑憲の中越え適時二塁打で勝ち越し。続く代打郭阜林が左翼線へ適時二塁打を放ち2点を追加

中信兄弟 2死から9番岳東華が左中間を破る二塁打。1番王威晨は二ゴロに倒れ試合終了

開幕戦で先発登板した、昨季までソフトバンクに所属していた中信兄弟のミランダ(中華職棒大連盟提供・共同)
開幕戦で先発登板した、昨季までソフトバンクに所属していた中信兄弟のミランダ(中華職棒大連盟提供・共同)