日本ハム中島卓也内野手(29)が28日、故郷の福岡を思いやった。毎年大型連休中の5月上旬に開催される国内最大級の祭り「博多どんたく港まつり」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決まっている。自主練習拠点を置く札幌市内でオンライン取材に応じ「盛り上がるところがなくなったのは残念」と胸を痛めた。

博多では、夜の風物詩ともいえる屋台も、営業自粛を余儀なくされ、存続危機に直面している。「早く落ち着いて、もう1回(営業を)できるようになってほしい。福岡に帰った時にいっぱい外食したいなと思う」と、早期収束を願った。

左ひざを痛めている自身は、復活へ向けて順調に歩みを進めている。ダッシュができるまでに回復しており、「状態も上がってやれることも多くなった感じ。守備も打撃も少しずつ(調子が)上がってきている」と、ステップアップに手応えを感じている。

自主練習ではメニューも限られるが、「(フリー打撃、走塁練習などの)行程とか、メインの練習ができていないのでなんともいえないですけど、全体練習が始まったら(フルメニューに)入れるんじゃないかと思う」と見据えた。【山崎純一】