中日ドラフト1位の石川昂弥内野手(18)が自身の判断で打撃フォームをオープンスタンスに変更したことを明らかにした。14日のナゴヤ球場での自主練習後、代表取材に対して「懐が深くなると思う」と答えた。

長引く自主練習期間。必然的に思考時間が生まれた。そして自ら試行に着手した。「自分はインコースを攻められると思っています。少しでも対応できるように」と考え、オープンスタンスでの打撃練習を開始したという。

寮生は隣接する屋内練習場を夜間使用ができるため、隔日約1時間の自主練習以外でも打撃練習が可能。自室でも素振りで構えを確認している。夕食後は「だれもいない時間に1人で30分から1時間ぐらい打っています。いろいろ試しながら。いい感触だな、と」と新フォームの手ごたえも明かした。

キャンプで左肩を痛めてペースダウンしたが、その後は1軍でのオープン戦も体験した。近い将来、中心打者として活躍が期待が期待されるルーキーは「参考にする(選手)というのはないんですよね。自分の感覚です」と言い切った。自らの強い意思と感覚で、打撃力アップに挑む。