新人デビュー一番乗りは誰だ? 日刊スポーツはこのほど「極トラ・プレミアム」のツイッターで、シーズン1軍デビューが一番早いと思う今季の新人選手についてアンケート実施。候補4人の中から1位に選ばれたのは、高校通算49本塁打を放った期待の和製スラッガーでした。

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育成新人を含む8選手の中から、選択肢はドラフト1位の西純矢投手(18)、同2位の井上広大外野手(18)、同6位の小川一平投手(22)、育成1位の小野寺暖外野手(22)の4人をピックアップ。総数2154票から47%で1位に支持されたのは、期待の高卒スラッガー井上だった。

大阪出身で履正社時代の昨夏、甲子園を制覇。不動の4番として、決勝では星稜のエース奥川(ヤクルト1位)から3ランも放った。高校通算49本塁打を誇る右の長距離砲。チーム待望の和製スラッガーとして、矢野監督の期待も大きい。 右足首捻挫の影響でスタートこそ出遅れたが、すぐ大器の片りんを見せた。プロデビューとなった2月15日、四国銀行との2軍練習試合。代打で登場すると、初球初スイングで左翼へ豪快な1発。プロ初打席を本塁打デビューで飾った。2軍での評判を聞いた矢野監督が3月のオープン戦で1軍にお試し招集。8日の巨人戦(甲子園)では17年ドラフト1位の鍬原から左中間を破る弾丸二塁打を放ち、1軍初安打&初打点もマークした。多くのファンに絶えて久しい和製大砲の登場を予感させた。

21%で2位の支持を受けたのは支配下で唯一の大卒新人、小川だった。虎の守護神藤川に憧れる右腕は、3月11日ヤクルトとのオープン戦(神宮)で1軍初登板。1回を無安打無失点に抑え、堂々のデビューを飾った。藤川の火の玉直球を目指す即戦力候補に期待が高まっている。

3位は19%で西純、4位に13%で小野寺が続いた。西純は2軍戦で2試合に登板。自慢の真っすぐに磨きを掛け、順調にステップを踏んでいる。小野寺は1軍デビュー戦で二塁打や初盗塁を記録するなど、猛アピール。早期の支配下登録を目指している。選択肢以外でもドラフト4位遠藤らへの応援コメントも寄せられるなど、多くの虎党がフレッシュな力に期待している。