阪神が29日に集合練習開始後では初のゲームとなる紅白戦を実施する。試合はチーム活動休止前の3月25日DeNA戦(横浜)以来。活動休止→自主練習→分離練習→集合練習と1歩ずつ歩を進めてきただけに、矢野監督は広報代理取材で「紅白ができるところまで来たというところでは(これまでのシーズンと大幅に違うため)違和感ありますけど、うれしく思っています」と心境を語った。

ここからの紅白戦や練習試合は6月19日の開幕に向け、選手にとっては調整に加えて、貴重なアピール機会となる。指揮官は現在2軍の選手でも開幕1軍入りの可能性があるか聞かれ「もちろん。ベンチ入りもあるし、投手も誰がどう入ってくるかも分からない。チャンスは十分にある。はい上がってきて欲しいなと思います」と語った。

矢野監督もシーズンに向けてアクセルを踏み込む段階が近づいている。今後に向けて「試合になればみんなと一緒に戦う気持ちは勝手にあふれ出てくると思う。自分が一番楽しんでやるという思いでグラウンドに立ちます」。一足早く、矢野ガッツも飛び出すかも?【松井周治】