開幕投手に決定している阪神西勇輝投手(29)が紅組で先発し、2回2安打無失点と危なげなく抑えた。

初回は上本、近本、サンズを3人連続で内野ゴロ。2回は先頭のボーアに右前打を許し、大山の左前打で1死一、二塁とされるも、続く梅野を三ゴロ併殺打に仕留めた。

3月20日ヤクルトとの練習試合(神宮)以来の実戦登板。「自粛期間が長かった分、試合勘も遠のいていましたし。すごく緊張感だったり、試合前の準備とか、最大限にしたつもりでしたが、もう少し気合が入るのかなと思いました。次の練習試合から試合モードのつもりでできたらいいなと思います」と振り返った。

甲子園で集合練習再開となった23日に、矢野監督が今季開幕投手が西勇であることを、あらためて明言していた。開幕は6月19日に決定。この日の収穫には「バッターと緊張感を持ちながら対戦できたこと」を挙げ、ここから開幕に向けて仕上げの段階に入る。「変化球だったり、真っすぐはあと2、3試合を投げられる中で、詰めていけばいいと思います。3カ月ぶりの今日が100%の力というのは、なかなか自分では想像できなかった。あとの3週間で仕上げていければいいかなと思います」と先を見据えて話した。