阪神の開幕ローテ5、6番手を争う飯田優也投手(29)とロベルト・スアレス投手(29)がともに2回無失点と好投した。

飯田は白組2番手として3回表から登板し、2イニングを1安打無四球無失点。

「結果としてゼロに抑えられたのは良かったですが、まだまだ試合勘が戻っていないので、自分としては課題の残る投球でした。開幕までの実戦登板の機会を大切にして、ブルペンから、より対打者を意識した投げ込みをするなど工夫をして結果を残していきたいです」

被安打は8番木浪の内野安打1本だけにとどめた。

スアレスは紅組2番手として3回裏から登板し、2イニングを無安打3四球無失点。

「ここまで順調に来ているし、ボール自体は悪くなかった思う。次の登板ではもう一段階上げられるように頑張るよ」

細かな制球を欠いたが、最速156キロをマーク。最後は4回2死一、二塁で1番糸井から見逃し三振を奪った。

スアレスは3月20日開幕予定だった当初、開幕5戦目での先発が見込まれていた。

新型コロナウイルスの影響で開幕ローテ争いはいったん振り出しに戻ったが、順調に調整を進めればローテ入りする可能性が高い。

一方の飯田も3月の実戦でアピールを続けており、開幕ローテ入りを虎視眈々(たんたん)と狙っている。