開幕投手に決定している阪神西勇輝投手が、白組の先発で2回2安打無失点と安定の投球を見せた。

初回は全てゴロアウトで3者凡退。2回は先頭ボーアに右前打、1死から大山に左前打を浴びて一、二塁とされたが、続く梅野を三ゴロ併殺に仕留めた。代表取材に「バッターと緊張感を持ちながら対戦できた。変化球や真っすぐはあと2、3試合投げられる中で詰めていけばいいと思う」と収穫を語った。

代表取材に応じた矢野監督はエースの安定感について「みんな西に任せたっていう気持ちで思っている。ここからしっかり開幕に合わせて調整してもらえれば」と変わらぬ信頼を寄せた。西勇は「1球に全てを懸ける意識がまだ足りなかった」と反省しつつも「ここからは計算しやすい。いつも通り自分のことをするだけ」と正式決定した6月19日の開幕を見据えた。