右肘痛から復活を目指す阪神才木が2軍練習試合ソフトバンク戦(鳴尾浜)で実戦復帰し、1回無失点に抑えた。

昨年5月19日の2軍広島戦以来、382日ぶりの登板。4回にマウンドへ上がり、剛腕の本領発揮だ。先頭リチャードに最速146キロ速球で遊ゴロに詰まらせると2死二塁で野村を速球で左飛に抑えた。「本当に感謝の気持ちしかないですね。もうちょっと真っすぐの質を上げていければいい。ここから徐々に投げていく」と前向きだ。

昨年5月に2軍降格し、同19日は先発で1死を奪っただけで降板。実戦から遠ざかった。今年2月は2軍安芸キャンプで山本昌臨時コーチからMVPに指名されるなど絶賛された。当初は3月下旬に実戦復帰予定だったが、コロナ禍で延期していた。平田2軍監督も「良かったやん。久しぶりの登板にしたら落ち着いて投げていた」と話す。18年に6勝、昨季は2勝を挙げた。1軍枠を狙う。