東京6大学リーグの早大が9日、東京・東伏見の安部球場で全体練習を再開した。

今秋のドラフト候補左腕、早川隆久投手(4年=木更津総合)は、キャッチボールなど軽めのメニューで汗を流した。自粛期間中は寮に残り、自主練習を継続。ボールはあまり触らず、ランニングなど体づくり中心に励み、体重80キロを維持した。

リーグ戦は、8月に1試合総当たり形式での開催が検討されている。例年とは調整法が異なるが「暑い時期にトレーニングをできたのはプラス」と前向きに捉えた。

自主練習期間は、生活リズムの研究もした。午前中、午後、夕方のどの時間帯が最も体を動かしやすいかを実験。「各時間帯で運動するのを1週間ずつ試して、昼が一番動きやすかった。試合の日は早く起きて練習するとか、調整法がいろいろ分かってきた」とうなずいた。

木更津総合時代は、大会の第1試合で登板するとき、午前4時に起床して調整したこともあったという。「大学ではその感覚も変わっている。リーグ戦が変則的になって、試合時間が早くなる可能性もある。自分の体を知っておくことができた」と振り返った。