序盤、広島に満弾2本が飛び出した。1回は好調アレハンドロ・メヒア内野手(27)、3回は2戦ぶり先発の堂林翔太内野手(28)がそれぞれグランドスラムを左翼席へ放り込んだ。

1回、2番菊池涼から3連打で満塁とすると、メヒアはフルカウントから阪神ガンケルの浮いたスライダーを思い切り引っ張った。「チャンスだったので、外野フライでも、どういう形でもいいからなんとか1点を取りたかった。最高の結果になったね。感触は完璧だったよ」。練習試合再開後8試合で5本目の本塁打は先制満塁弾となった。

3回2死満塁では堂林が同じくガンケルの初球高めの直球を強振した。左翼コンコースに弾む特大弾に「何とか走者を返そうと思い打席に入りました。反応良くしっかり振ることが出来ました。一振りで仕留めることが出来て良かったです」と振り返った。