広島が新「勝利の方程式」に答えを出した。ソフトバンク戦の7回から菊池保則、ヘロニモ・フランスア、テイラー・スコットが無失点に抑えて1点リードを守り切った。

試合を締めたのは長髪をなびかせた新ストッパー。自らの悪送球から1死三塁のピンチを招いたが、「一塁が空いていたので勝負にいきつつ歩かせてもいいと考えた」と切り替えた。代打内川に得意のスライダーを4球続け「可能な限り三振を取りたかった」という狙い通りに空を切らせ、続く牧原をスライダーで遊ゴロに打ち取った。

5回に逆転したことで、初めて勝ちパターンを試した。5回は今村、6回は中崎と実績ある2投手が相手の勢いを止めた。7回は広島には少ないフォークを得意とする菊池保。3者凡退で切り、フランスアにつないだ。左腕は2死から三塁打を浴びるも無失点。最速は154キロを計測した。

佐々岡監督は「1点差を守る形を取っていければいい。明日勝って気持ち良くシーズンに入りたい」と納得の表情を浮かべた。7回からの3人のイニシャルを並べた「KFS」はビジネスを成功へと導く重要成功要因を指すKFS(Key Factor for Success)と同じになる。三者三様のユニットが佐々岡広島を勝利に導く。【前原淳】