日本野球機構(NPB)は15日、セ、パ両リーグの今季残りの公式戦全日程を発表した。

セ・リーグは7月24日から閉幕する11月7日までが発表された。これまでに延期した分を東京五輪のために空けていた部分などに組み込んだ。8月14日以降は、昨年に発表したスケジュールを生かした。地方球場での開催はなくなった(阪神の京セラドーム大阪使用を除く)。クライマックスシリーズ(CS)は開催しない。杵渕和秀セ・リーグ統括は「それぞれのリーグの環境の違い」とCS不開催に至った理由を説明した。セは本拠地にドーム球場が2球場だけのため、雨天中止に幅広く備えた日程を作成する必要がある。

 

パ・リーグ公式戦は7月21日から11月6日までが発表された。開幕2カード目から始まる同一カード6連戦は、カードが1巡する8月23日まで続くが、その後は3連戦を中心とした日程となる。月曜日は共通予備日として活用していく。CSは11月14~17日まで4試合。公式戦1位と2位が、1位チームの本拠地球場で対戦する。3試合先勝方式で1位チームに1勝のアドバンテージが与えられる。パ・リーグの保科統括は開催理由について「終盤の盛り上げのため」と話した。

これまでセ・リーグは7月23日まで、パ・リーグは7月19日までの日程を発表していた。