#開幕を待ちわびたファンへ-。19日にセ・パ両リーグが開幕。異例のシーズンのスタートダッシュを決めるのは、どこか。鍵を握る開幕ローテーションと各ポジションのスタメンを各球団担当記者が予想した。

打線は故障で出遅れていた助っ人スイッチ砲・アルモンテが、開幕延期で合流できた。再開後の練習試合は打率3割を超え、首脳陣の信頼も厚い。また今季は攻撃型オーダーを模索。高橋、平田、アルモンテを2番でテストしてきたが、開幕は1発もある平田に落ち着きそうだ。1番には昨季リーグ最多安打の大島を置き、リードオフマンを託す。不動の4番は来日5年目のビシエド。練習試合でも本塁打を量産し、好調を維持している。

投手陣は、昨年最優秀防御率の大野雄と、柳が先発の両輪。ベテラン吉見、山本、2年目梅津、新人岡野、小笠原でローテーションを形成する。リリーフ陣は守護神を岡田が担い、又吉、祖父江、鈴木博、福、藤嶋、新人橋本、R・マルティネス、ゴンサレスらが過密日程を見据えて控える。2軍には、控え先発として球界最年長投手の42歳山井をはじめ、松葉、笠原、福谷、勝野、石川翔、清水らが虎視眈々(たんたん)と1軍昇格を狙う。中継ぎでも三ツ間、浜田達らが控える。まずは支配下登録を目指すキューバ代表の育成右腕ロドリゲスや、昨季終盤に左肩手術で離脱したロメロの合流も期待される。【中日担当=伊東大介】