DeNA井納翔一投手が22日、横浜スタジアムでの先発投手練習に参加した。

24日の中日2回戦(横浜)で先発予定。開幕ローテーションで最年長となる34歳右腕は「2軍キャンプから始まって、なかなかチャンスがない中、今年にかける思いは今までのプロ生活の中でも一番強い」と確かな決意を示した

自粛期間中は家族と過ごす時間が増えた。自身のツイッターでは2人の子どもたちに作った「キャラ弁」を公開。ピカチュウ、アンパンマン、球団マスコットのDB・スターマンらを作り、その出来栄えが話題となった。一方で「この子たちに、お父さんが野球をやっていたということを、しっかり記憶に残してもらえるようにやりたいなと、あらためて思った」という。

チームでは近年、大卒ルーキー投手が活躍。高卒3年目左腕の桜井らも成長する中で「年齢的にも、もう1度しっかり結果を出さなければ、若い人たちに離されてしまう。自分の投げるところがなくなってしまう」と危機感を強める。コロナ禍の特異なシーズンに向け「日程的にもしんどいですけど、自分がそこでしっかりと投げられれば、来年以降にもつながるかなと」。ベテランがしっかりと存在価値を示す。【鈴木正章】