ロッテから新加入の楽天涌井秀章投手(34)が移籍後初先発で勝利を挙げた。中田の先制本塁打など2失点しながらも、追加点を許さないベテランらしい粘りの投球だった。

▼涌井が楽天移籍後初白星を挙げ、高卒1年目の05年から16年連続勝利。ドラフト制後、プロ1年目からの連続勝利は66~85年鈴木啓(近鉄)の20年が最長で、16年以上は14人目。高卒1年目からは、前記鈴木啓の20年、76~94年北別府(広島)の19年、67~84年江夏(西武)の18年、66~81年堀内(巨人)89~04年前田(巨人)の16年に次いで6人目だ。また、白星を挙げたのは西武、ロッテに続いて3球団目で、パ・リーグ3球団で勝利は史上13人目。西武、ロッテでは2桁勝利を挙げている涌井が、史上初のパ3球団でのシーズン10勝を目指す。