阪神先発の秋山拓巳投手(29)は孤立無援のマウンドになった。

球を低めに集める丁寧な投球で、序盤から小気味よく攻めた。5回は先頭雄平に左前打を許し、1死二塁になったが、エスコバーを外角カットボールで右飛に仕留めた。古賀には低めフォークでバットを折る中飛。打線が攻撃の糸口を見つけられないなかで6回まで無失点。7回に連打を浴びたところで降板したが、2番手岩崎がピンチをしのいで失点しない。

2月の沖縄・宜野座キャンプから34イニング連続無失点までのばした。好調を維持して開幕ローテーションに入り、この日も盤石の内容。「ゲームにもスムーズに入れましたし、いつも通り粘り強くは投げられた。ここ何年か思うような成績が残せていなかったので、今年はローテーションを守る気持ちでマウンドに立ちました。その1試合目だったので、気持ちはすごく入っていました」と振り返った。