巨人エンジェル・サンチェス投手が、6回無失点の好投で自身2連勝を飾った。

最速152キロの速球を軸に、カットボールでバットの芯を外し、好調のヤクルト打線を3安打。

4四球は山田哲、青木、村上の主軸で、慎重に攻めた結果だった。打線の大量援護も受け、テンポ良くゼロを並べ「とてもうれしいです」と笑顔。27日の同戦で打ち込まれた藤岡、宮国も無失点で雪辱し、今季初の無失点勝利を記録した。

粘り強さが光った。1回、5回と得点圏に走者を背負ったが、要所でギアチェンジ。山田哲、村上にはこの日最速タイの152キロをマークし、逆に下位から始まる4回、6回はストライク先行で3者凡退に封じた。原監督は「ストライクゾーンを広く使えるようになってきたと思いますね。メリハリも利いてきたし、カットボールも非常に良くなってきて、前回よりもまた良かった」と評価を上げた。