阪神は再び打線が沈黙し、22年ぶりとなる開幕3カード連続負け越しを喫した。

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阪神の開幕から3カード連続負け越しは1998年(平10)以来22年ぶり。同年は3度目の就任をしていた吉田義男監督のもと、大豊泰昭、パウエル、そして矢野輝弘(後に燿大、現監督)ら大型補強を敢行しシーズンに臨んだ。だが5位広島に8ゲーム離された最下位。吉田監督は退任し、代わって前ヤクルトの野村克也監督を迎えた。

9試合終了時点で2勝7敗も98年以来で、球団ワーストタイ。過去6度のうち優勝は1度もない。63年3位、72年2位と盛り返したが、89年は5位で91、95、98年と3シーズン連続で最下位に沈んでいる。