ノーモア・どすこい! ソフトバンクが30日からの日本ハム6連戦(札幌ドーム)に向けて「中田封じ」をポイントに挙げた。森浩之ヘッドコーチ(55)が29日、札幌市内での投手練習を視察。オンラインで取材対応し「今、調子のいいバッターをいかに抑えるか。まずはそこを崩していくところから」と考えを明かした。

直前の西武6連戦では3戦目までに2勝1敗と勝ち越しながら、その後の3連敗でトータル2勝4敗の負け越し。特に、主砲の山川に6戦5発と打ち込まれたことが大きな要因となっていた。森ヘッドは「やっぱりこういう恐怖感はあるんだな、と再認識しましたね。通常だったら2勝1敗で、あとの3連戦は別のチーム。シリーズと似ているところはある」と同一カード6連戦特有の流れを力説した。

日本ハムは今季ここまで4勝5敗だが、4番の中田がすでに5本塁打。勝った4試合すべてで打点を挙げており、28日までの楽天6連戦では4発と量産している。「今、調子がいいのは中田。流れがあると思うので、そこにランナーを出さないようにすれば、おのずと抑えられると思っている」と攻略を厳命した。

ここまで投手陣は12球団ワーストの52与四死球。「相手打者に向かっていって勝負してもらいたい。この9試合、四死球がかなり多いと思うんでね。そこは改善してもらいたい。信念を持って、意思を持って向かっていってほしい」と真っ向勝負で封じることを期待した。【山本大地】