中日のドラフト1位石川昂弥内野手(19=東邦)が2日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(ナゴヤ)で公式戦1号本塁打を放った。

定位置の「4番サード」で先発。1回2死一塁でオリックス先発のドラフト1位宮城大弥投手(18=興南)の1-2からの4球目、外角の145キロストレートを逆方向の右翼へ運んだ。安打で出塁した18年ドラフト1位根尾を一塁に置いての同点1号2ランになった。

「早く1本打ちたかったので1本出て良かったです。アウトコースの高めだったのですが、きれいにバットが出せました。あのコースはいままで打てなかったので、いいバッティングができました」

3月24日の2軍練習試合オリックス戦で実戦初アーチを放っており、これが公式戦1本目。最終的に3打数3安打2打点の活躍だった。「最近、バッティングの感覚が良くなっていましたし、練習で意識してきたことを試合でできました」。新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間に、オープンスタンス気味に変えた打撃フォームで猛打賞を飾ったことを喜んだ。

石川昂は1軍同様、6月19日に開幕したウエスタン・リーグでは開幕戦から7試合連続で「4番サード」を務めている。未来の強竜打線の主砲候補が本拠地で輝いた。