阪神の先発オネルキ・ガルシア投手(30)が、5回2/3、4安打3失点5四球で降板した。「初回の失点の仕方が悪かったけど、その後は要所要所何とか粘ることができたのは良かったね」。初回1死一、二塁で、4番ビシエドにフルカウントから低めのスライダーを捉えられ、左翼へ先制の3ランを浴びた。それでも2回以降は立ち直り、許したのは1安打のみ。走者を出しながらも無失点でしのいだ。6回2死二塁から代打福田に四球を与えたところで降板した。続いてマウンドに上がった伊藤和は2死一、二塁から代打木下拓を初球で三邪飛に仕留めた。

3回にはガルシアに、ひやりとするアクシデントも起きていた。1死から3番アルモンテを迎え、7球目を投じた直後、いきなり投球を中断し、矢野監督、福原投手コーチ、トレーナーらがマウンドに集まった。苦しそうに両膝に手をつき、1度は治療のためベンチへ下がったが、再びマウンドに上がると確認するように数球を投げて続投。ガルシアは降板後「少し酸欠状態になったけどすぐに良くなったし、今は全く問題ないよ」と説明した。終わってみれば、6回途中まで計107球を投げ抜いた。