阪神梅野隆太郎捕手は仕切り直しの一戦に向け、巨人の上位打線を警戒した。

雨天中止決定後、球団広報を通じて取材に対応。打率4割を超える4番岡本を「ポイント」と話し「その前の1~3番をキッチリ抑えることが大量失点を防ぐことにもつながると思う。状況や流れを見て、キャッチャーの仕事を全うしたい」とコメント。3タテを食らった開幕カードの借りも返すべく「開幕よりはチーム状態もいいと思う。自分たちのスタイルの守り勝つ野球ができれば、勝利に近づく」と、意気込んだ。

「楽しみにしていた」という本拠地甲子園の開幕戦は雨で流れた。「梅雨の時期で地元の九州も大きな被害を受けています。自分たちが試合開催を決められる訳でもないので、こればかりは仕方がない」。大雨で甚大な被害が出ている地元九州も思いやった。長期のビジター連戦から本拠地に戻り、調整面はプラスに働く。「体のコンディションに合わせて練習もできる。練習時間を有効に使って、準備をしていきたい」と、地の利を生かす。

自身はここ5試合で18打数9安打の打率5割と好調を維持している。「また明日以降、ファンの方にも楽しんでもらったり、熱い応援をしてもらえるようなゲームができるように」。虎の正捕手が、攻守のカギを握る。【奥田隼人】