ロッテ有吉優樹投手が18年8月28日ソフトバンク戦以来、679日ぶりの勝利を挙げた。直球は140キロ前後だが、風速15メートル前後の強風の中「すごく曲がりました」というスライダーにチェンジアップ、シンカー、スローカーブも織り交ぜて好投。西武を6回5安打2失点に封じた。ウイニングボールを受け取り「僕の中では復活の年になると思うので、また1つずつ積み上げていきたい」と喜んだ。

昨年4月に右肘クリーニング手術を受けた。二木の登録抹消で得た先発のチャンス。「リハビリ担当やPT(フィジカル・セラピスト)に支えてもらった。感謝しながら1つずつアウトを取っていこうと思いました」と結果につなげた。チームは七夕にホーム7連勝。社会人時代を九州三菱自動車で過ごした右腕は「(豪雨で)苦しんでる方がいる中で僕らは野球をやらせてもらっている。そういう人たちのためにも一生懸命やりたい」と誓った。