ロッテの種市篤暉投手がプロ初完封で、チームを負け越しの危機から救った。9回4安打10奪三振で、今季リーグ完封一番乗り。「完封したいなと去年の最終戦から思っていました」。

 

▼青森県出身投手の完封 種市は青森県三沢市出身。八戸工大一から16年ドラフト6位で入団した。青森県出身投手では三浦方義(五戸-巨人ほか=4完封)太田幸司(三沢-近鉄ほか=7完封)らが完封しているが、最近では92年6月9日中日戦で弘前市出身の葛西稔(弘前二中-東北-法大-阪神)がマークして以来。

 

▼種市が10奪三振でプロ初完封。ロッテの投手が2ケタ奪三振で完封勝ちしたのは、15年6月30日楽天戦の石川以来5年ぶり。西武の本拠地に限れば92年8月30日に当時の西武球場で園川が延長10回完封、15奪三振を記録して以来になる。